こんにちは!Yuzuです。
いきなりですが、みなさんはオートミールをご存知ですか?
最近は日本でもスーパーに普通に売られているので聞いたことはあるけど、「どうやって食べるの?」「ヘルシーそうだけど、おいしいのかな?」と気になりながらも、まだ試したことはないという方もいらっしゃるかもしれません。
今日はそのオートミールを使って作る、本当に簡単にできるおやつをご紹介したいと思います。
作り方のまえに、まずは「オートミールって何?」という方のために、簡単にその「なんぞや?」にお答えします。
オートミールってどんなもの?
オートミールとは、オート麦という種類の麦を、その用途に応じて色々な方法で加工したものです。スーパーなどで見かける種類は、オーツ麦を蒸した後に形や大きさを加工してローストした状態のものだそうで、その粒の薄さや大きさによってお粥やその他の適した用途があります。
オートミールは便利で美味しいというだけでなく、栄養面でも優れていると言われています。タンパク質、ビタミン、食物繊維などが優れているそうで、お米のお粥の代わりにオートミールを使用したり、お料理や手作り菓子の材料に使用してみるなどの工夫で、栄養価をうまく取り入れられそうですね。
主なオートミールの種類と用途
日本で一般的な小さく薄く加工された種類(インスタントオートミールなどと呼ばれます)は、調理時間が短くて済むため、レンジや1人用の保温調理器具などでも簡単に滑らかなお粥を作ることができて便利です。また、オートミールに冷たいミルクなどを注いで一晩冷蔵庫に置くだけで出来上がる‘オーバーナイトオートミール’も、この種類が適していると思います。
一方、平たくて大きい粒の、いわゆる’ジャンボオーツ’や’ロールドオーツ’と言われる種類のものは、お粥にすると粒が残りがちです。それはそれなりに美味しいですが、むしろ手作りグラノーラなどのベーキング用材料として、一番便利に使える種類だと感じています。今回ご紹介するおやつも、このジャンボオーツを使用しています。
私たちが生活しているイギリスでは、オートミールはとても身近な食材です。
イギリスで身近なおやつ、フラップジャック
イギリスではオートミールをお菓子作りや料理のトッピングなどによく使用します。今回はその中でも特に手軽にできる、フラップジャックというおやつをご紹介したいと思います。
フラップジャックとは、オートミールにバター、お砂糖、シロップを混ぜて、型に入れてオーブンで焼いたものです。日本で「グラノーラバー」という名前で知られているものに近いと思います。
こちらではフラップジャックという名前で、スーパーなどのお店でも簡単に買い求めることができます。ドライフルーツやナッツなどが入っているものもあります。
少ない材料と簡単な手順で作れる上、小麦粉だけのおやつよりも少しは栄養価も期待できるかなという思いもあって、我が家ではよく登場するおやつです。少ない材料でできる分、バターやお砂糖の種類を変えると出来上がりの味の違いがよくわかります。できるだけマーガリンではなくバターを、お砂糖は白砂糖よりも少しコクのある種類を使用されることをお勧めしますが、最終的にはご自身のお好みで色々試されてみても楽しいですね。
フラップジャックの作り方
【フラップジャック】15センチ四方の型一台分
材料
- ジャンボオーツ(大きい粒のオートミール)120g
- マスコバド糖(きび砂糖や黒砂糖でも) 50g
- 有塩バター 50g
- ゴールデンシロップ(はちみつやメープルシロップでも) 大さじ1
作り方
1、お鍋にバターと砂糖、シロップを入れて弱火にかける。バターが溶けたら火から下ろしてよく混ぜる。(初めは分離しているように見えるが、混ぜ続けると乳化されて馴染みます。)
2、オートミールが入ったボウルに、手順1で作ったシロップを加えてスプーンなどでよく混ぜる。
3、オーブンのトレイにベーキングシートをひいて、その上に底のない15センチ四方の型を置き、その中に手順2のオートミールを敷き詰める。スプーンなどでぎゅっと押して隙間のないように詰める。
4、170度くらいの低めの温度で25分ほど焼く。
5、焼き上がったらオーブンから取り出し、少し冷めた頃に好みの大きさに切り分ける。
※オーブンによって焼き時間や設定温度は少し異なります。焦げやすいので、焼いている途中で焼け具合を確認してください。
※マスコバド糖と有塩バターを使うとキャラメルのような風味になって美味しいのでお勧めです。手に入らなければ黒糖と普通の砂糖を混ぜて使ってみても良いかもしれませんが、少し風味は変わります。
オートミールは気になるけれど、ポリッジやグラノーラ以外の食べ方も気になるという方は、ぜひ簡単にできておいしいおやつ、フラップジャックを試されてみてはいかがでしょうか。